『新たな道を選ぶのもまた、修行なり。』
三女ちゃん妊娠中、性別が分かった瞬間、私は心に決めた。
「よし!次は男の子を産むぞ!」
産み分けの本を読み、男の子を授かる確率を高める方法を調べた。
- 排卵日当日を狙う
- 食事を工夫する
- 特定の体位を意識する
三女ちゃん出産後から、私は排卵通を強く感じるようになっていた。性周期も乱れず、排卵日の計算と体感で「今日は排卵日だ」と予測できた。それが産み分けの成功率を高めたのではないか、自分ではそう感じていた。
そして、三女ちゃんが1歳8ヶ月の頃、私は第四子を授かった。
第四子のお話:今までとは違う・・・
妊娠がわかり、病院へ。
カルテをみた医師が、驚く提案をしてきた。
『今回は子宮頚管を結ぶ手術をしてみましょうか?』
…え?子宮頚管を結ぶ?
切迫早産を防ぐために、子宮頚管を糸で縛ってしまう。そんな原始的とも言える手術だ。
方法はいくつかあるが、私は「シロッカー術」という方法を提案された。
妊娠12週頃、1週間程度の入院、局所麻酔での手術。
もちろん、麻酔の影響や手術のリスクも気になった。
でも、それよりも…
「赤ちゃんを1日でも長くお腹に入れておくために。」
「上の子たちと、1日でも長く一緒に過ごすために。」
そう思い、私は手術を決断した。
手術当日・・・「絶対にこの子を守る」
手術室のライトが眩しく照らす。
局所麻酔なので、意識はある。
ガチャガチャと器具の音が響く中、私はじっと手術台の上でライトを見つめていた。
「絶対にこの子を守らなくては。」
強く、強く、そう感じた瞬間だった。
「やっぱり今までと違う…!」つわりの違和感
つわりの時期、いつもと違う気がしていた。
今までの妊娠では「フルーツやサラダ」など、さっぱりしたものを求めていた。
でも今回は…
「マックが食べたい…肉が食べたい…」
やたらこってりしたものを求める。
「これは…男の子かも!?」
そして、検診で…
医師がうつすエコーから…
見えた!男の子の証が!!
『男の子ですね!』
そう告げられた瞬間、私はとても嬉しかった!!
でも、不思議なことに「授かった時点で、性別はどちらでもよくなっていた。」
「私のもとに来てくれた」それだけで、性別なんて関係なく愛おしい存在になっていた。
手術の効果?順調な妊娠生活
今までと同じく、張り止めは内服していたものの、子宮頚管は短くならず順調な妊娠生活!
「これも、手術のおかげかな?」
そう思っていた。
でも、そんな安心もつかの間…
35週目 「これはダメなやつ・・・」
目標の週数まであと少し!と思っていた矢先…
子どもとお昼寝をして、目覚めると…お腹に違和感。
「ん?…なんか痛い…」
陣痛ほどではないけれど、周期的な張りがある。
「この痛みは‥ダメなやつだ・・・。」
体感的にそう感じ、すぐに病院へ駆け込んだ。
「手術の糸を外す」決断
検査の結果、子宮頚管の長さは問題なし。でも、定期的な張りが続いている…。
陣痛が始まる可能性があるため、手術で結んでいる糸を外す処置が必要に。
処置はすぐに終わったが、少し痛かった…。
36週まで持たせたい!4回目の入院
「先生、あと少しなので何とか36週までもたせたいです・・・!」
そうお願いし、すぐに張り止めの点滴開始。
こうして、4回目の切迫早産入院が始まった・・・。
教訓
『道は示されぬ。歩む覚悟こそ、未来をつくる。』
→大事なのは、どんな選択をするのではなく、その選択を「自分の意志」で決め、覚悟を持って進むこと。たとえ道が不安でも、迷いながらでも一歩を踏み出した瞬間に、それが「未来へと続く道」になる。
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