『妊娠とは、母になる修行の第一歩・・・されど、その道は平坦にあらず』
私は、6回の出産で6回の切迫早産を体験した。
第一子のとき、私は突然『入院しましょう』と言われた。
第一子のお話:突然の入院宣告
妊娠初期から、なんとなくお腹の下の方に鈍痛のような違和感があった。
じわ~っとお腹が重だるい。歩く時に引っ張られる感じもする。
「妊娠したらこういうものなのかな?」そう思いながらも、気になって妊婦検診で医師に相談してみた。
『それは、お腹が大きくなる時に靭帯がのばされる痛みかな…』
「…そうなのか。赤ちゃんは順調だし、大丈夫」と思うことにした。
しかし、妊娠15週の検診で、医師から思わぬ言葉が。
『念のため、張り止め出しておくね。でもこの薬副作用があって、動悸がしたり、手が震えたりすることがあるけど、赤ちゃんには影響ないから…』
張り止めの副作用との戦い
すると、確かに…。夫にも分かるほど、手が震えていた。心臓がドキドキすることもあった。
でも、「赤ちゃんのためだし、多少の不快感なら我慢しなきゃ。」赤ちゃんが元気でいるために、できることは全てしてあげたい。そう思い、処方された薬を飲み続けた。
妊娠24週、「安静にしてね」と言われたものの…
妊娠24週の検診で医師が言った。
『子宮頚管がちょっと短めだね~。・・・まぁ、大丈夫だけどできるだけ安静に過ごしてね。』
安静って、どの程度?
『できるだけ』って何?どうすればいいの?
聞いても、明確な答えはもらえなかった。
「とりあえず気を付けて」と言われても、何をどこまで気を付ければいいのか…。
不安だったが、
- 重いものは持たない
- お腹の張りを感じたら横になって休む
- 家事は無理せず、できるだけ座ってやる
と、できる範囲で気を付けて過ごしていた。
「このまま気をつけていれば、きっと大丈夫。」そう思っていた…。
30週、まさかの入院宣告
「今のところ問題なさそう…」
そう思って迎えた妊娠30週の検診。
いつものように検査を終え、診察室に入ると、医師が少し真剣な顔をしていた。
『子宮頚管が短くなっているので、入院しましょう。』
「…え?」
どこも痛くない。張りもそこまで強くない。赤ちゃんは元気で順調だったのに。
看護師さんがすぐ駆け寄り、私はそのまま車いすへ。あまりに突然で、頭がついていかない。
「え?私、今日から入院なの?」
「もう、家には帰れないの?」
頭の中が真っ白になった…。
こうして、私の切迫早産、第一子の入院生活修行が始まった・・・
“教訓”
『妊娠期の入院は、自覚がなくとも突然やってくる。覚悟せよ!』
→入院は、ある日突然やってくるもの。「まだ大丈夫」と思っていても、医師の一言でその日から生活が一変します。だからこそ、「万が一」に備えて、できる準備は早めにしておくことが大切です。
事前に備えておきたいこと
- 入院準備(必要なものをバックにまとめておく)
- 家族と「突然の入院」時の対応を話し合う
- 上の子がいる場合は、預け先を決めておく
- 仕事をしている場合は、引継ぎを考えておく
妊娠したら、早めに準備しておくことで、いざというときに慌てずに済みます。「まさか自分が」と思わずに、準備しておきましょう!
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